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天ぷらの聖地!港町・奥武島で味わう“沖縄のおやつ文化”

天ぷらの聖地!港町・奥武島で味わう“沖縄のおやつ文化”

2025/10/13
沖縄県南城市
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那覇から車でおよそ40分。
橋を渡ると、エメラルドグリーンの海の上にぽつんと浮かぶ小さな島「奥武島(おうじま)」が現れます。

ノスタルジックでどこか懐かしい空気に包まれた港町ですが、ひっきりなしに地元民や観光客が訪れる人気のスポット。
その理由は、ここが「天ぷらの聖地」と呼ばれているから。

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天ぷらの島が生まれた背景

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奥武島は昔から漁師の島として栄えてきました。
沖縄戦で壊滅的な被害を受けたあと、島の人々は力を合わせて島を再建。
そのなかで生まれたのが、“海の幸を天ぷらにしておやつとして楽しむ”という沖縄独特の文化です。

漁師の家族が手軽に食べられるように作りはじめた天ぷらが評判となり広まり、今では「天ぷらの聖地」と呼ばれるまでになりました。

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小さな島にひしめく“天ぷらロード”

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島の周囲はわずか1.7km。車なら5分で一周できるほど小さいのに、4軒もの天ぷら屋さんが軒を連ねています。
なかでも人気なのが「中本鮮魚天ぷら店」と「大城てんぷら店」の2大名店。

どちらも魚・イカ・もずく・紅芋など、素材の味を生かした“沖縄らしい天ぷら”が楽しめます。

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中本鮮魚天ぷら店

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中本鮮魚天ぷら店では、その日の朝に仕入れたばかりの新鮮な魚を天ぷらにして食べられると人気のお店。

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具材が大きめで、外はカリッと香ばしく中はしっとり旨味がぎゅっと詰まっていて美味しい天ぷらが食べられます!

価格は1個100~120円くらい。安!笑

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奥武島の天ぷら店は注文票に記入して注文する形式です。

今回は、もずく天ぷらと魚天ぷらを注文。

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店の前は海が広がっているので、防波堤の上で景色を眺めながらゆっくり天ぷらを味わうのもおすすめ。

ちなみに沖縄の天ぷらは、卵をたっぷり使っていて衣自体に塩味や出汁の味がついているので、天つゆなどなくてもそのまま食べられるのが特徴。

洋食のフリッターに近い感じです。

衣が厚めで具材を蒸す効果もあるので中の具材はしっとり柔らかく、旨味が引き出され美味しくなるそう。

沖縄では手軽に食べられるおやつとしてソウルフードとなっています。

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大城てんぷら店

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こちらは注文を受けてから一つずつ揚げてくれるので、揚げ立てが食べられるお店として有名。

お店に到着するとすでに結構人いました。

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ここも全品120円でめっちゃ安い!

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ここでは紅芋天ぷらと魚天ぷらを注文。

(魚天ぷらが美味しい天ぷら屋さんは全部美味しいと思ってるので必ず魚天は頼みます!笑)

天ぷら揚げるのに少し時間がかかるので待ち時間はありますが、10分くらいでそんなに長くは待たなかったです。

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揚げ立て最高すぎる、、

個人的にはここが一番好きな天ぷら屋さんです。

オープンエアなイートインスペースもあって、風にあたりながらゆっくり食べられるのも良かった!

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※ちなみにどちらのお店も現金のみなので、準備をお忘れなく。
2店舗は車で3分ほどの距離なので、どちらも行ってみて食べ比べするのもおすすめです!

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天ぷらの後は“沖縄ぜんざい”で〆

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奥武島の魅力は天ぷらだけではありません。
食後に立ち寄りたいのが、地元で愛される食堂「カフェ喫茶まいむ」。

なんですか、この絵に書いたようなレトロな食堂は!笑

古き良き沖縄の食堂って感じですね。こういうところも少なくなってきたなー。

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ここでは沖縄ぜんざいを注文。

沖縄ぜんざいは本土のぜんざいとは少し違って、かき氷がたっぷり乗っていてひんやり美味しい暑い夏におすすめのスイーツです。

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こちらでも海を眺めながらゆっくりした時間を過ごせました!

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まとめ

奥武島は、天ぷらだけじゃなく沖縄のおやつ文化をまるごと味わえる島。
海辺で釣りをするおじぃちゃんや、海水浴を楽しむ子ども達など、日常風景に癒されながらのんびり過ごす時間はまさに“沖縄の暮らし”そのもの。

忙しい日常から離れて、ゆっくりぼーっとしたい、島時間を味わいたいという人におすすめの島です。

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